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催眠療法
 催眠、催眠療法、あるいは催眠術、という言葉は、時代の古今を問わず、また、洋の東西を問わずに人々の関心を集めてきました。それを実施した人、受けた人、さらに実情も知らないし経験もないような人々から、さまざまな評価を受けてきました。

 精神分析の巨匠フロイト博士は、催眠療法に替わる療法として精神分析学を打ちたて、それをある意味で全世界に広めました。しかし、催眠療法は、完全に廃れることはなく、時代により波はありましたが、現在もその地位と効能は一定の評価を受けています。

 しかしながら、マスコミが面白半分で話題を提供している限りは、一般の人々の間では、催眠に対しての誤解と偏見はなくなりません。そもそも、催眠術として、術という言葉を使う限りは、忍術と同じように、摩訶不思議なもの、得体の知れないもので処理されてしまいます。

 催眠は、特定の人にしか備わっていない超能力を必要とするものでもないし、山奥での長い修行の結果得られる秘伝でもございません。適切なトレーニングを積めば、簡単なレベルであれば、誰でも催眠の技術は身につきます。もちろん、催眠療法として、心理療法の一環として使う場合は、さらに訓練を積みながら、心理学、精神医学等の知識と技術もマスターする必要があります。

 さて、催眠とは何か、ということですが、まず、最初に申し上げたいことは、催眠 は、睡眠ではない、ということです。催眠療法によって、ぐっすりと眠っている間に、嫌いなものが好きになり、苦手なものが得意になるのではないか、と期待をする人もいますが、睡眠学習とは異なります。 催眠中は、眠っているというよりは、むしろ、意識がぼーっとした状態ではありながら、確かに覚醒はしている状態に近いかもしれません。

 私たちは、学校、職場、あるいは、家庭、地域、という集団に所属して、その規則、論理という制約の中で、自己を律しながら、人間としての生活を送っています。 我々人間は、ヒトであり、動物でもありますが、ついつい、その動物としての本能に対して、硬いガードをかけてしまう場合が多いのではないでしょうか。 職場にいても、家に帰ってもいつも仕事や業績のことばかり考えていたら、リラック スする暇もなく、社会で戦うために身に着けた鎧兜を、安心の家庭でも肌身離さずにまとっていることになり、心身ともに消耗してしまいます。

 そんなときは、酒でも飲んでから眠ればいいんじゃない、という方もいるでしょう。確かに、十分な睡眠によって体の疲れとちょっとしたストレスは取れるかも知れません。 しかし、疲れた心にのしかかる数年来の心の重し、鉄鎖は、睡眠中に自然にはずれるものではございません。

 心の傷、恐怖心、悩みは、真正面から対峙して、それを退治しなければならないのです。しかし、人間は何でも学習しますので、臆病な生き物でもあります。心の悩み、心の敵を真正面から迎え撃つ勇気がないのです。では、座して、降参しなければならないのでしょうか。

 現在は、さまざまな手術を受ける時も、虫歯を抜いてもらう時も必ず麻酔をかけてもらいます。催眠は、ある意味で、心の麻酔と言ってもいいような気がします。睡眠中ではない覚醒中に、できるだけリラックスして、恐怖心をなくして、無我の境地のような心境で、心の敵と真正面から戦うのです。この催眠状態のときに、夢ではなく、かといって現とも言いがたい、中間状態、ハーフバーチャルの世界で、心の敵をなぎ倒す体験をするのです。

 催眠の主人公はあくまでもあなた自身です。催眠中に、あなたが、強い自分、負けない自分をイメージしたり、また、逆に、ゆったりとした、穏やかな心境の自分が見出せれば、もう解決への出口は見えてきたも同然です。

 催眠とは、イメージであり、暗示であります。それも、催眠をかけられる、とか暗示を与えられる、というよりも、むしろ、ご自身が現在の自己、そして過去の自己、さらに未来の自己にたいして、自己暗示をかけていると思ってください。

 催眠感受性、つまり催眠のかかりやすさですが、これは、年齢による差異は確かにございまして、小学生のほうが、成人よりはかかりやすいのは事実です。しかし、男女差、あるいは、知能とは全く関係がございません。男性より、女性の方がかかりやすいのでは、とか、知能の高い人は催眠にはかからないのでは、と考えていられる方もいるかと思いますが、さまざまなデータ、実験結果から、それは否定されています。

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